家にアートを飾りたくなりました
こんにちは,『rinkuru』です。
おしゃれな部屋づくりに欠かせないもの,『アート』。
アートを飾ることで『インテリアに「メリハリ」が生まれる』『部屋が引き締まった印象になる』といわれています。
そんなアートですが,自分の感性にぴったりとあうものを探すとなると,なかなか見つからなかったり,購入するには高額すぎたり…と導入するハードルは決して低くはありません。
今回は『誰でも簡単につくれる』『安価で挑戦しやすい』をコンセプトに,あなただけのアート,『フルイドアート/ボーリングアート』のつくり方を紹介します。
- おしゃれなアートを部屋にかざりたい
- 自分好みのアートが見つからない
- 予算1000円以下でアートが欲しい
- 自分でアートをつくってみたい
- フルイド/ポーリングアートに興味がある
『フルイドアート/ポーリングアート』について
『フルイドアート』と『ポーリングアート』,2つの呼ばれ方をしますが,基本的には同じ技法を用いて描かれた絵のことです。
どちらも液体の流れる『偶然性』を用いて新しい表現を生み出すアート技法によって描かれます。
『fluid/フルイド』=流動性,『pouring/ポーリング』=注ぐという意味のとおり,キャンパスの上に注いだ絵の具を流して描くんですよ!
液体の流れによって偶発的にできあがる弧や曲線が、画面内で面白い効果を発揮するため、今日のアーティストからも注目を集めている技法のひとつでもあります。
そんなフルイドアート/ポーリングアートですが,偶発性を活かして描くため,特別な技術を持っていないアート初心者でも簡単にチャレンジすることができるのが特徴の1つです。
100均だけでそろう『フルイドアート/ポーリングアート』の材料
材料は100均,それも大手100均ショップ,ダイソーだけでそろえることが可能です。
材料 | 売り場 |
アクリル絵の具(お好みのものでOK) | 文具 |
(PVA合成)洗濯のり | 洗濯 |
キャンバス | 文具 |
紙コップ小 | キッチン |
透明カップ大 | キッチン |
割りばし | キッチン |
トレー(キャンパスが入るサイズ) | キッチン |
紙コップ・透明カップ・割りばしは代用できるものでもかまいません。
500円~1000円くらいで全てそろえることできます。
※本格的な『フルイドアート/ポーリングアート』の材料とは,一部異なる代用品を使用しています。
『フルイドアート/ポーリングアート』の作成手順
作製手順を大きく6つのステップに分けて説明いたします。
- 汚れ対策をしよう
- 紙コップ小の中で絵の具・洗濯のりを混ぜる
- 透明カップ大に2を順に入れる
- 3をキャンパス全体にぶちまける
- キャンパスを乗せたトレーを傾け,全体に広げる
- 完全に乾ききるまで待つ
①汚れ対策をしよう
アクリル絵の具は乾ききってしまうと,汚れを落とすのが中々大変ですので,きちんと汚れ対策をしておきましょう。
床には新聞紙を何枚か重ねて敷き詰めておくと安心です。
トレーもサランラップなどで覆ってしまえば,汚すことなく作品づくりができますよ。
②紙コップ小の中で絵の具・洗濯のりを混ぜる
アクリル絵の具と(PVA合成)洗濯のりを『1:1』を比率で紙コップ小に入れて,割りばしで馴染むまでしっかりと混ぜ,『合成絵の具』をつくります。
短時間で乾く…ということもないのでゆっくりで大丈夫です。
合成絵の具は4~6色くらいを,目安につくるのがおすすめです。
色が多すぎると,ごちゃごちゃして作品にまとまりがでませんし,少なすぎても,作品に深みがうまれません。
③透明カップ大に2を順に入れる
手順②でつくった合成絵の具を全て透明カップ大に入れます。
※この時,透明カップ大にいれた絵の具は絶対に混ぜてはいけません。
同じ量ずつ順番に合成絵の具を投入していってもいいですし,不規則に少量ずつ投入していくのも,もちろんOKです。
どちらにせよフルイドアート/ポーリングアートの一番の醍醐味は偶然性を楽しむことです。あまり神経質になりすぎず,おもいおもいに絵の具を投入していきましょう。
④3をキャンパス上にぶちまける
手順③で1つにまとめた透明カップ大の中の合成絵の具をキャンパス上にぶちまけます。
コツは写真のように透明カップ大の上にキャンパスをかぶせるようにしてから,一気にひっくり返すことです。
透明カップ大の中の合成絵の具が全てキャンパス側に落ちきったことを確認したら,ゆっくりとコップを引き抜きましょう。
⑤キャンパスをのせたトレーを傾け,全体に広げる
キャンパスをのせたトレーを傾けて,キャンパス全体に絵の具を広げていきます。
この工程しだいでフルイドアート/ポーリングアートの完成形は大きく変わってきます。
あせらず慎重に,納得のいくまでフルイドアート/ポーリングアートづくりを楽しみましょう。
※キャンパスの側面も作品の一部ですので,塗り忘れには気をつけましょう。
『合成絵の具』が足りない場合には残っているものを追加すればOKです。意外にも作品の中にすっと馴染んでくれます。
⑥完全に乾ききるまで待つ
風の当たらない日陰で作品が完全に乾ききるまで1~2日ほど待ちます。
※新聞紙の上に敷いたまま乾かしてしまうと,『合成絵の具』が接着剤の役割をはたしてきれいにはがせなくってしまう可能性があります。
サランラップの上で乾かすと比較的きれいにはがせるのでおすすめです。
さわるのはもちろんNGなのでぐっと我慢しましょう。
完成した『フルイドアート/ポーリングアート』
100均に売っているサイズ違いのキャンパスを用いて,2作品つくりました。
今回がはじめてのフルイドアート/ポーリングアートづくりへの挑戦でしたが,大満足の出来でした。
もっとこだわりたい方のためのアイデア提案
基本的な作品の作成手順は説明したとおりですが,フルイドアート/ポーリングアートに関するアイデアをいくつかご紹介いたします。
風の力を使って,作品に表情を!
手順⑤の際にドライヤーやストローを使って,風を当ててやることで,傾けるだけではできない動きを出すことができます。
ドライヤー=大きな動きを,ストロー=細かい動きを出すのに適していますので,上手く使い分けてみましょう。
シリコンオイルを使って『セル』を出す!
本格的なフルイドアート/ポーリングアートの特徴に『セル』と呼ばれる模様があります。
『セル』
『cell/セル』=細胞の名のとおり,格子状の無数の模様のことです。これをきれいに出すには純度100%のシリコンオイルが不可欠だといえわれています。
※現段階では,100均での純度100%のシリコンオイルの取り扱いがないため,予算に余裕のある方はチャレンジしてみてください。
手順としては以下の手順を追加してください。
1.紙コップ小の中で絵の具・洗濯のりを混ぜる
→さらにシリコンオイルを2,3滴くわえる
4.キャンパスを乗せたトレーを傾け,全体に広げる
→ガスバーナーやヒートガンで熱を与え,シリコンオイルを刺激することっで『セル』をつくる
まとめ ~『アート』初心者の方におすすめです~
100均でそろう材料だけでつくることができる,予算1000円以下のアート『フルイドアート/ポーリングアート』いかがでしたか?
『アート』初心者の方はもちろん,友人,お子さんと一緒に挑戦してみるのもおすすめです。
- おしゃれなアートを部屋にかざりたい
- 自分好みのアートが見つからない
- 予算1000円以下でアートが欲しい
- 自分でアートをつくってみたい
- フルイド/ポーリングアートに興味がある
1つでも項目に当てはまる人はぜひお試しください。
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